特別講演 「多海表面制御を通しての台風制御の可能性検証」

天気予報・台風予想は科学技術の発展により,その予測精度を格段に向上させてきた.予測ができるならば数十年以内には制御もできるのではないか,というチャレンジングな流れもある.今回は,これまでの気象・海象分野の研究が制御工学につながる最近の研究を紹介する.

日時

11月23日(土) 16:30〜17:30

講師

高垣 直尚 先生(兵庫県立大学)

略歴

1999年,京都大学大学院工学研究科機械理工学専攻博士後期課程修了,同年,同専攻助教.2016年より,兵庫県立大学大学院工学研究科機械工学専攻助教,准教授,2024年より教授,現在に至る.2022年より,ムーンショット型研究開発 目標8(JST)のプロジェクトマネージャを務める. 流体力学の知識をもって,従来の機械工学分野の枠に囚われない(地球物理,化学工学,医工学など他分野にまたがった)学際的で産学連携も視野に入れた研究に力を入れ取り組んでいる.特に地球物理分野において,輸送論と大型室内実験技法を用い,地球温暖化・海洋波・台風の物理機構解明に関する研究を行っている.