制御工学教員協議会

制御工学教員研究集会および今年の制御工学教員協議会総会を第67回自動制御連合講演会開催期間中に開催します.

制御工学教員研究集会
「制御教育の進化:過去を見つめ,未来を考える」

※自動制御連合講演会参加者はどなたでも参加できます

日時

11月24日(日) 11:15〜11:45

講演概要

この四半世紀で,制御工学とその教育環境は大きく変わりました。たとえば,計算機パワーの向上に伴い,モデル予測制御やデータ駆動制御などの新しい制御手法が広く活用されるようになりました。また,数値計算ソフトの機能が強化され,ツールの選択肢も増えています。さらに,オンライン教材や制御実験教材の整備が進み,教育環境の質が向上しています。加えて,制御工学を学ぶ層も拡大しており,以前は,工学部の学生や企業エンジニアが主な対象者でしたが,現在では,他分野の学生や研究者,さらには小中学生までが制御工学の基礎に触れる機会が増えています。本講演では,講演者の経験や周囲の状況を交えながら,制御理論・技術やツール・教材の進化,学習者層の拡大を振り返り,今後の制御教育の発展の方向性について考察します。

講師

みなみ 裕樹ゆうき 先生

大阪大学大学院工学研究科准教授
一般社団法人みんなの制御塾代表理事

略歴

2005年舞鶴工業高等専門学校専攻科修了。2009年京都大学大学院情報学研究科博士後期課程修了。博士(情報学)。日本学術振興会特別研究員,舞鶴工業高等専門学校助教,京都大学特定研究員,特定助教,奈良先端科学技術大学院大学助教,大阪大学特任講師,講師を経て,2019年より現職。著書に「制御系設計論」や「Pythonによる制御工学入門」,「やさしくわかるシーケンス制御」などがある。


制御工学教員協議会総会

11月24日(日) 11:45〜12:45 に大ホールにて開催します.